おせち料理
おせち料理と重箱
最近では、忙しい年末におせち料理は作れない、おせちぐらいは贅沢したいという理由で、おせちを百貨店やスーパーで購入する人が多くなってきています。一方、おせち料理は手作りにこだわる人もたくさんいるでしょう。特に今年2008年は、食材の値上がりや食品に関する不安が高まった年です。信頼できるお店で手頃な食材を集めて、家族のことを思い、心を込めておせち料理を作るのも素敵だと思います。
おせち料理は、一の重、二の重、三の重・・・とあり、重箱のどこに何を詰めていいか分からないと思う人も多いかと思います。一般的には、一の重は、一番最初に目にするものなので、栗きんとん・伊達巻・蒲鉾など見栄えがして甘い物を入れます。二の重には、焼き魚・焼き豚・海老の鬼殻焼きなどの焼き物、三の重には、筑前煮・竹の子の含め煮などの煮物、与の重には、黒豆・田作り・数の子・昆布巻きなどを詰めます。
おせち料理を詰める重箱は、四段重ねだと四季を表しており、正式な重箱と言われていますが、一般的には略式の三段の重箱が使われています。百貨店やスーパーで販売されている重箱も4~5人前の三段のものが多いと思います。
また、地域により、それぞれの重箱に詰めるおせち料理は異なります。家族が少ないなら一段や二段の重箱で良いですし、おせち料理は、家族が好きな物を、オリジナルの詰め方で重箱に入れて良いのです。
おせち料理を食べる意味
最近では、新年には当たり前のようにしておせち料理を食べますが、「おせち」の起源はどのようなものなのでしょうか。
日本の暦では、1年に5つの節句(伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日)があり、(1月7日の人日、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽)家族でお祝いをしたり、神様にお供えをしたりしていました。それが「おせち」の始まりです。その後、おせちには、五穀豊穣や家族の健康・子孫繁栄を願って、縁起の良い食材が使われるようになっていきました。
おせち料理には、代表的なものとして、栗きんとん・黒豆・昆布巻き・田作り・数の子・海老があります。おせちとして使われているのは、それぞれ意味があるのです。
まず、栗きんとんは、黄金色をしているので財宝にたとえられています。「豊かな一年でありますように」という意味があります。栗は、「勝ち栗」があるように、縁起の良い食べ物なのです。
次に、黒豆は、「丈夫・健康」を意味しています。昆布巻きは、「喜ぶ」の言葉にかけて、「健康・長寿が得られる」という意味があります。田作りは、片口鰯の小魚を天日干しにしてあげたごまめを砂糖と醤油で調理したものですが、豊作を願い、小魚を田畑に肥料として撒いたことから、おせちに使われるようになりました。数の子は、にしんから多くの子供が出ることから、「子孫繁栄」という意味があります。
最後に、海老は、長いひげがあり、腰が曲がっていることから、長生きできますようにという願いが込められています。
他にも、おせちには、たくさんの食材が使われていますね。それぞれ調べてみるととてもおもしろいと思います。1年の抱負を家族と語り合いながら、おせち料理を食べると願いが叶いそうですね。
おせち料理には雑煮、全国各地のお雑煮を紹介
お正月におせち料理と一緒に食べるものにお雑煮があります。お雑煮は、関東と関西では作り方が違うということは有名ですね。
東日本や九州では澄まし汁のお雑煮が多く、関西は白味噌仕立てのお雑煮が多いです。お雑煮は、地域により違いがあり、その土地の特産物を入れることが多いのです。例えば、博多のお雑煮だと、だしは飛び魚(あごだし)を使い、具はブリ・鰹菜・人参・大根・椎茸・ゴボウ・里芋・丸餅・紅白かまぼこ・ウズラの卵などです。そして縁起物の栗の箸で食べることが多いそうです。
私の父は、福島県出身で、お正月にはお雑煮として、小豆に餅を入れた「ぜんざい」や餅をきな粉につけたりして食べていたそうです。
お雑煮について調べていると、島根や鳥取の一部でも、お雑煮のことを一般に「汁粉」や「ぜんざい」と呼ぶことがあり、小豆に餅を入れたものをお雑煮と呼ぶ場合もあるそうです。
私の母は、東京都出身で、お雑煮は、だし汁に薄口醤油と酒・塩を入れて作る澄まし汁のものです。具は、鶏肉・小松菜(又はホウレン草や三つ葉)・蒲鉾・ウズラの卵で、青のりとかつお節をかけて食べます。名古屋でも、関東と似たお雑煮が食べられている地域が多いようです。餅ともち菜、又は正月菜と呼ばれる小松菜の一種を入れて白醤油仕立ての汁にし、かつお節をかけて食べるそうです。
また、富山ではそれに加えて魚や蒲鉾などを入れて食べるそうです。
最後に、私の夫は関西出身で、白味噌仕立てのお雑煮を食べて育ったそうです。具は、大根・人参・里芋などです。しかし、現在では、おせち料理には澄まし汁のお雑煮の方が合うといって、私が母から受け継いだ澄まし汁のお雑煮の方を好んで食べています。
毎年、同じようなおせち料理を食べるならば、今年は関東風・次は関西風といったように、お雑煮の作り方を変えてみても良いと思います。
おせち料理
お正月には、年の門出を祝い、家族そろっておせち料理を囲んで、一年の抱負などを楽しく語り合うものですね。おせち料理は、新年に初めて口にするものですから、大切にしたいものです。
大掃除や年賀状・お歳暮などで忙しい年末におせち料理は作れない、又は、おせち料理ぐらい豪華なものが食べたいといった理由でおせち料理は百貨店やホテルで注文したり、通販を使って取り寄せたりする人も多いと思います。最近では、年末のあいさつ代わりのギフトとしておせち料理を贈ったり、結婚した子供が実家におせち料理を贈ることも多いのだそうです。
一方で、おせち料理は手作りにこだわる人も多いでしょう。特に今年2008年は、食材の値上がりや食品に関する不安が高まった年です。信頼できるお店で手頃な食材を集めて、家族のことを思い、心を込めておせち料理を作るのも素敵ですね。
おせち料理は、一の重、二の重、三の重・・・とあり、何をどう詰めていいか分からないと思う人も多いかと思います。一般的には、一の重は、一番最初に目にするものなので、栗きんとん・伊達巻・蒲鉾など見栄えがして甘い物を入れます。二の重には、焼き魚・焼き豚・海老の鬼殻焼きなどの焼き物、三の重には、筑前煮・竹の子の含め煮などの煮物、与の重には、黒豆・田作り・数の子・昆布巻きなどを詰めます。
おせち料理を詰める重は、四段重ねだと四季を表しており、正式な重と言われていますが、一般的には略式の三段重が使われています。
また、地域により、それぞれの重に詰めるおせち料理は異なります。家族が少ないなら一段や二段の重で良いですし、おせち料理は、家族が好きな物を、オリジナルの詰め方で重に入れて良いです。
千年に渡って受け継がれ、育まれてきた先人達の知恵や工夫から生まれたおせち料理という食文化を、より良き日本の伝統として今後も継承していくと良いですね。
