おせち料理に棒だら
最近では、スーパーや百貨店などで販売されているおせち料理には、和風・洋風・中華風がある他、北海道や京都、九州などの料亭のおせちを取り寄せることも可能になっています。
中でも、和風のおせちは大変人気があり、少し贅沢をして京風のおせちを注文する人が毎年、たくさんいるようです。
多くの京都のおせち料理には、「棒だら」が入っています。この棒だらは、北海道稚内地方の特産物である真鱈を開いて固くなるまで干したものを10日かけて水で戻し、だし汁・酒・醤油・砂糖を使い、京風に炊きあげたものです。鱈の弾力と少し濃いめの味付けが魅力です。この棒だらとえび芋を炊き合わせたものに、「芋棒」という料理があり、京都のお正月には欠かせない存在となっているそうです。
この棒だらがおせち料理として使われるようになったのは、昔、鮮魚が手に入りにくい内陸の地方では海の魚の乾物が貴重な保存食であり、重要なタンパク源であったことが一つの理由だと思います。お正月というおめでたい時に、感謝の気持ちを込めて、棒だらを食べると良いですね。
